患者さんやご家族からの相談に応じつつ問題解決や自立に向けてのお手伝いをします。
♭ 精神保健福祉士という仕事に関心があります。具体的な仕事の内容を知りたいのですが…。
♪ 私の場合で言いますと、主な受け持ちは精神科の急性期病棟です。あとは開放病棟、認知症病棟も担当しています。急性期というのは入院当初の一番状態の悪い時期のことで、患者さんが入院されるときからいろいろと支援をさせていただきます。入院時の立会いに始まり、ご本人やご家族の相談に乗り、助言や指導を行うソーシャルワーカーとしての仕事です。
♭ 患者さんの相談相手という感じですか。
♪ 病棟に足を運んで入院中の患者さんの不安を取り除いたりします。退院という目標に向けて、どのようなことをすればいいのか、患者さんと共に考え、社会復帰への手助けをしています。時には退院して在宅で生活している方の訪問フォローを行ったり、退院後の住まいを借りたいという方を伴って、部屋を下見に行ったりもしますよ。
♭ とても幅広い仕事ですね。患者さんと接する時に心才卦けていることなどはありますか。言ってはいけない言葉だとか…。
♪
患者さんだから特別に気をつけるということはありませんね。ただ、自分が患者さんの立場だったらどうだろう、ということを常に考え、自分の行動を振り返ることは大切だと思います。
♪ あなたはなぜこの仕事に就こうと思われたのですか。
♭ 大学時代にこの職種を知ったのですが、その頃の私は社会福祉士になろうと、その専門コースを選択していたんです。でも友達に誘われて、何となく精神保健福祉士の資格試験コースも取ってしまって…(笑)。その後、精神保健福祉士の実習で、保健所などで実際に仕事をしてみたら、なんだかとても面白くて。それでこちらに進むことにしました。
♪ どんなところが興味深かったですか。
♭ そうですね、一見何の意味もないようなレクリエーションや遊びに見えるプログラムでも、掘り下げていくと、こういう意味があり、こういう効果を期待できる…ということを知り、その奥深さに感心したんです。今でも、実習先の保健所の方とは時々連絡を取り合っているんです。ベテランから新人までいろんな人とつながりができるのが、この仕事の素晴らしいところだと思います。
精神保健福祉士
精神保健福祉士(PSWH=Psychiatric Social Worker)は1998年施行された「精神保健福祉士法」に基づく国家資格で、社会福祉と精神医学の知識を併せ持ち、精神障害者の福祉を担います。
精神科の病院や精神障害者の社会復帰施設などで、医師や、医療スタッフと連携しながら患者や障害者をサポート。
入院治療によって症状が回復した精神障害者や患者の社会復帰を促し、自立して生活できるよう住む場所や働く場所を確保するためのサポートも行います。

